ひさしぶりの散歩。
ラフな格好にショルダーバックをからい、底の厚いスニーカーを履き、
iPodの歩数計をセットし、ヘッドホンを装着していざ出発。
日々歩くことはあれど、散歩という目的で歩くことは意外にないですよね。
寒すぎず暑すぎず、今日は歩くにはとても良い天気でした。
健康に良いし気分転換にもなるので、散歩はちょくちょくしようかな。
景色を見たり、外を感じることはもちろんですが、
意外に考えがまとまったり、新たな考察が浮かんだりして楽しい。
もはや凄みさえ感じる田中ストアー。昔っからあったけど変わってないなー
こういうお店は、今や街ではほとんどお目にかかれません。
この独特の雰囲気は狙って出せないですよ。
仏間の雰囲気同様、後世に残したい雰囲気かも。
ある意味スピリチュアルな空間。
先祖を敬いなさいだとか、神様のバチが当たるよとか、
宗教観は抜きにしても、そういうことが感覚的に学べる空間は子供の教育上必要だと思うのですが、どんどん無くなる傾向にあります。
最近流行のなんでも明るく淡白な空間、それだけでは学べない大事なことがあるような気がしています。設計にどう反映させるかは難しい問題ですけど。
少しづつ、少しづつ、見慣れた風景も変わっていくものですね。
てくてく歩いていると、ほぼ同じ形状の建物が連棟で並ぶ2つのミニ開発が目につきました。
専門としましてはどうしても見逃せないのですが、、、ミニ開発のその計画上の良さが活かしきれていない普通の計画でとても残念。
良いか悪いかは解りませんが、でも街は確かに少しづつ変化していっています。
で、ここでまた思ったことを少しメモメモ。
建築って、どんなキレイゴトを言おうが結局は環境破壊なわけです。
環境破壊なしにはできないけど、止める訳にもいかないというジレンマを抱えた仕事です。
だったら同じ環境破壊をするなら、人々にとってより有益で快適で豊かな人間関係が築けるようなそんな設計を心がけるべきですよね。この2つの開発を見てそんなことを考えていたわけですが、建築は、これくらいでいいか、でつくるには責任が重すぎる仕事なんだろうと思います。
秘密のプライベートビーチと、そこにひっそりと咲いていた花。
今日の終点。