自身も若手建築家の一人である藤村龍至氏を筆頭とした建築メディアチーム『チームラウンドアバウト』という集団が、次世代を担うであろう若手建築家を独自に選定し、インタビュー形式で彼らの都市観・建築観を引き出そうと試みている本です。インタビューは、時折、藤村氏の建築観である『批判的工学主義』という概念とを比較・相対化しながら進んで行くのですが、それによって、ただの受動的なインタビューとは違う生々しさ、刺激を生んでいます。
率直に、皆さんほんとうにまじめで頭が良い。建築をめざす若者にはバイブル的な一冊になるのではないでしょうか。僕は参考までに読ませて頂きました。
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