アニメ好きにファンの多い坂本真綾さん。高音でありながらも太くて伸びのある歌声は、確かに魅了させるものがあります。本作は、全楽曲が菅野よう子氏によるものですが、それに呑まれることなく自分の曲として唄いきっている感じがします。ジャンルはジャパンポップスだと断言できそうですが、曲と歌に独特の雰囲気が漂っているせいか、ありがちな焼増し感はありません。「夜」とか普通にカッコいいし、「おきてがみ」はシンプルで短い曲ながら非常に良い曲です。Jポップも、こういう指向のものがもっと増えれば少しは面白くなると思うのですが。
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