ソメイヨシノのピンクは、とても清楚で優しいピンク。
などと思っていると、ピンクと言う表現が何だか似つかわしくないように思えてきた。
ほのかに、そして滲むように色づくこの色は、ピンクではなくやはり桜色がふさわしい。
日本の緑や水、空などとよく馴染む桜色
南米の緑や水、空などとよく馴染むピンク
ちょっとだけ固い話します。
上の2つの短文からは、単純に風土の違いで馴染む色が異なる、という意味のほかに、馴染み方には2つある、という意味が読み解けます。その意味とは、日本的な調和による馴染みと、欧米的な対比による馴染み、の2つです。もしかしたら調和と対比の融合する、3つ目の馴染み方もあるかもしれません。あまり突っ込んだ話はここではしませんが、本質的な豊かさが求められる傾向にある昨今のデザイン事情を踏まえた上で、馴染ませ方を考えることは、何か新しいことのきっかけになるのではないかなと、ちょっと思ったのでした。
花見で食べるごちそうも良いけど、僕はいつも通りの愛情弁当で十分。今回みたいに肩の力を抜いて、ふつうに花見をする感覚が好き。お祭りでない花見が好き。
福岡は今が見頃です。
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