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アリヨシコウスケのブログ
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Insignificance / Jim O'Rourke



も一つオルークのご紹介。これまた強烈なジャケ!って本当はそれを見せたかっただけなのですが。でもやっぱり中身もよくて。ドラムとエレキギターがしっかり鳴っているせいか、エウレカよりもロック色が強い印象。疾走感のある曲もあるものの、そこはやはりオルーク、歌声やメロディーによるゆるさや時折顔を出す構成やリズムの変態性によって、アダルトなロックを聴かせてくれます。といっても、アルバム後半には一転してしっとりとした雰囲気の曲が続き、そっちのオルークも楽しめます。彼の音楽ってどこか達観してる感じがして、妙な説得力があるんですよね。トミーゲレロとかもそんな感じかな。でも僕は、ジムオルークは実はパンクなんだと見てます。
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Eureka / Jim O'Rourke



またこれが聴きたくなったので、ついでにご紹介。耳元で鳴り響く、優しさと変態に満ちたポップミュージック。春の訪れを感じる、そんな音。春にはまだちょっと早いけどね。一生のうちに僕らは一体どのくらいの時間「音楽」を聴くことができるだろうか。限られた時間、どうせならより素敵な音楽を聴いていたいと思うのは常ではなかろうか。そういう意味で括るなら、このアルバムはとても素敵な音楽だ。その素敵さはジャケにもなんら劣らない。僕にとってまさにEureka!な一枚となった魂の名盤です。
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for long tomorrow / toe



toeよ、どこまで行くのか。自分の中で誇りを持って「これがジャパニーズロックだ」と、海外に紹介できるアーティストはそう多くない。多くない、というのは、その基準にとても高いレベルを設定しているからであって、あくまで良いアーティストは本当にたくさんいるし、個人的に好きな音楽も多種多様に存在する。そうフォローした上で再度言わせて頂く。This is Japanese Rock.

そしてこの新譜はさらに進化している。まるで前作までの純粋無垢な骨格に、しなやかな筋肉がついたかのようだ。ひとたび音があふれ出したとき、そこに物語があらわれてくるような、そんな音楽がやっぱり好きだ。
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青く丸い星に生まれて / COCK ROACH



前回、COCK ROACHの名前を出しましたので、ここで一枚ご紹介します。
本作は3枚目にして最後のアルバム。前作までとの大きな違いは、「哀」を感じさせる音や構成が目立つ点でしょうか。彼らの作品に共通する重要なテーマとして「生」と「死」があるのですが、本作は、哀でありながらも「生」をより強く感じさせるアルバムになっていることで、結果的に比較的聴きやすく仕上がっています。彼らの場合、音楽そのものが、心をハッピーにするために聴くブルースやポップス、歌謡曲的な質のものではなく、芸術作品として意識的に聴く類いの音楽なので、あくまで「比較的に」です。聴きやすくなってはいるのは結果であって、歌詞の強さ、楽曲の強さが損なわれているわけではなく、あくまで前作の思想的な展開として到達した音なのでしょう。

楽曲は本作もやはり唯一無二のものとなっています。物語のような構成、ロックをベースとしたオリエンタルな音の使い方、不安にさせる変拍子に織り交ぜるキャッチーなリフやメロディー、念仏のような詩、唄。COCK ROACHというバンドの素晴らしいところは、売れる売れないは二の次で、音楽というものを純粋な己の表現手段とする立場をとっていることにあります。その音楽性は一聴すれば瞭然。そしてもう生で見ることは叶わないのですが、ライブがものすごい。そのステージでの圧倒的な表現力と放出されるエネルギーは、その場にいる者の身体を震わせます。

音楽の最高の形がライブにあることは、おそらく間違いないでしょう。そして、そのようなライブができるミュージシャンは、本当のアーティストなんだと思うのです。実は、個人的にCOCK ROACHの音楽が特別好きなわけではありません。ただ、彼らはそんな本物のアーティストの一つであったと確信しています。
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ヘメロカリス / me-al art



宗教的なまでに重く深い芸術的なロックを展開してきたCOCK ROACH。彼らのレーベルである黒虫芸術の新星がこのme-al art。昨年セカンドアルバム『exist』を発表した彼ら(彼女ら)のメジャー1st.アルバムがこの『ヘメロカリス』なのですが、これがまたハイセンスで深い名盤なのです。existもそれなりに良いのですが、このヘメロカリスの方が格段に良いですね。それはアーティストとしては問題があるような気がしますが、バックホーンの1st.が最高傑作であったように、1st.であるがゆえの特有の汚れなき純粋な生の音が吐き出されています。(もっと言うと、彼らの場合は、デビュー前の音の方がさらに良いのですが。。。)existでは、悪い部分をあえて挙げるならば、大衆ポップスに寄り添った感が否めず、軽い音になってしまっている点でしょう。商品である前に、アートであることを忘れないで欲しい、と、とある一人の音楽好きは思うのでした。
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Good morning / no.9



no.9の4枚目。バンド音の入ったエレクトロニカ。美しいラインをベースに、絶妙に入り混じるカオティックなリズムが何とも上手い。曲およびアルバムを通し、ちょっとした物語性も感じられます。ただ、比較的アップテンポな楽曲が多く、タイトルとは裏腹に目覚めに聴く感じではないかもしれません。とはいえ、アコースティックギターが多用されたメロディックで暖かなサウンドに、小鳥のように鳴り響くハイトーンの金属音、小川をイメージさせる音などが混じり合うことで、実に器用にアンビエントな雰囲気をも創りだしています。比較的聴きやすいのも良い所でしょうか。ジャケのようなメルヘン色は少なく、正直カッコいいです。
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cendre / fennesz + sakamoto



坂本龍一とクリスチャン・フェネスの合作。抽象化されたピアノと電子音によるアンビエントミュージック。まずフェネスが音をつくり、それに教授が即興でピアノをのせることでできていったらしいです(11曲目以外)。即興という行為はまさに「ライブ」であり、ランダムにも近いものがあります。しかしそれは、偶然に任せることによって「調和」を否定するものではなく、調和というものを感覚に任せる(という表現が正しいかはわかりませんが)、そんな手法であるように思います。素材が電子音だろうが何だろうが、その調和のバランスを維持できた上での即興であれば、それはまさに本作cenrdeのように、有機的でアンビエントな音に変わるのだろうと思います。ちなみにフェネスの生む、電子音の元となる音のほとんどは、ギターの生音らしいです。
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くるりワンマンライブツアー2009 ~敦煌(ドンファン)



待ちに待ったくるりのワンマン!行ってきました。久しぶりのライブで少々浮かれ気味だったと思います。



『はぐれメタル純情派』のときのくるりTシャツを身に纏い、ジーパン&スニーカー、荷物は最小限に、ミニバックを密着気味にからいいざ出陣。バンドTシャツを着たのはいつぶりであろうか。おそらく建築士の資格試験に、ブラッドサースティー・ブッチャーズのTシャツで挑んだ時以来である。気合いを入れるときにはやはりバンドTシャツに限る。ジンクスのようなものかもしれません。ひとつ、くるりタオルを家に忘れてきてしまっことが悔やまれます。ライブにタオルは必需品ですもんね。

8thアルバム『魂のゆくえ』のリリースと重なる今回のワンマン。『LV45』からはじまり『リルレロ』まで順番通り流し、『かごの中のジョニー』からそのまま『ベートーヴェン 交響曲第9番、歓喜の歌』のカバーへ!この展開には意表をつかれました!やられたって感じ。

再び魂のゆくえに戻り『つらいことばかり』『Natsuno』の後、 2nd.『図鑑』より『ミレニアム』『マーチ』『青い空』『窓』、1st.『さよならストレンジャー』より『さよならストレンジャー』と初期の楽曲で会場も盛り上がります。

再び、魂のゆくえ『さよならリグレット』『デルタ』とやった後、映画『ジョゼと虎と魚たち』より夏にぴったりな『飴色の部屋』が!7th.『ワルツを踊れ』より『ブレーメン』、さよならストレンジャーより2nd.シングルの『虹』、魂のゆくえより『ベベブ』で第一幕終了。

アンコール後アコーステックギターを持って出てきた岸田氏。京都音楽祭の告知とともに、おもむろに石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』のカバーを演奏しだす。歓喜の歌といい、意表をつく演出はライブならではの楽しみです。そしてアコギのまま魂のゆくえの『魂のゆくえ』を唄う。

その後エレキへと持ち替え、3rd.『TEAM ROCK』より『トレインロックフェスティバル 』、アルバム未収録の『すけべな女の子 』を立て続けに演奏。

いよいよオーラス、TEAM ROCK収録の『ばらの花』が演奏され、会場テンションもクライマックス…と思いきや、5th.『アンテナ』の『ロックンロール』でまさかまさかのフィナーレ!!この最高の裏切りに、正直泣きそうでした。


<以下、セットリスト>

LV45
愉快なピーナッツ
太陽のブルース
夜汽車
リルレロ
かごの中のジョニー
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 作品125 (歓喜の歌)
つらいことばかり
Natsuno
ミレニアム
マーチ
青い空

さよならストレンジャー
さよならリグレット
デルタ
飴色の部屋
ブレーメン

ベベブ

En.
津軽海峡冬景色
魂のゆくえ
トレインロックフェスティバル
すけべな女の子
ばらの花
ロックンロール




グッズを買う時間がなかったのが残念でしたが、大満足のライブでした。
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魂のゆくえ / くるり



くるり8枚目にして、最もピースフルで最もノーコンセプトな作品。それはネガティブに捉えることではなく、むしろ、まさに『くるり』の魂から発せられる音がここにきてピュアな形で表れたかのようである。いかにもキャッチーで目立つ曲、というものはほぼ無いが、どの曲も個性的でいて聴きやすく、くるりという無二のセンスで固められた上質なポップソングがただあるのみである。『ただある』ことに、深さがあるのである。それはそれでコンセプトと呼べるかもしれないし、紛れもないロックである。

次回、本作発売に伴うワンマンライブツアーの参戦レポを書く予定です。
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Blue Wonder Power Milk / Hooverphonic



バンド形態に独特な電子音を交え、独自の楽曲センスと囁くようなボーカルをのせることで不思議な世界観を構築するベルギーのユニット。サラ・ブライトマンがカバーした『EDEN』と聞いて頷く人も多いでしょう。本家『EDEN』はこのアルバムに収録されています。好みの別れそうなアーティストおよびアルバムですが、紛れもなく僕の大好きな一枚なのです。ほんとかっこいいです。
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